誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

座れた・・ラッキー、っていうか・・この時間はわりと空いているのだな・・タイミングよく乗り継いで帰れたかも知れない終電間近のおいしい電車をほんの15秒の差で逃がしてしまった悔しい成り行きで乗り込んだ次の電車がこの電車なので特に心楽しい感じもないがこのパターンの新快速は京都まで立たされても当たり前の成り行きなので・・今・・現実に座っていることをラッキーなのだと思って間違いはない・・しかも・・キオスクで調達したソルトピーナッツと缶チューハイが電車の揺れと呼応して素敵な酔いを醸し出している・・そうだこれだよ電車バーだよ・・電車バーほどシュールで合理的でお一人様向けの素敵なバー的シュチュエーションはあまりない、と思っていたらいつの間にか京都に到着したのでここで乗り換えしなくっちゃ・・待ち時間があるので駅そばを食べよう・・とココロがささやくままに駅そばに入ったら隣の人がなんとカツ丼定食と生ビールを飲んでいて、ああ・・駅そばでこおいうパターンもあるのかと思ったのだけれどぼくは・・もう今夜はお腹がいっぱいなので、かけそばを食べた・・うまい!・・今夜のベストワンの美味しさが駅そばかよ・・というのは、まあ、よくあるせつなく幸せな展開だね・・駅そばの店は大はやりでみんな無心に食べている・・食べている・・ここで生ビールを飲みながらカツ丼を食べる隣の人がシュールでちょっとうらやましい感じがした・・そのあと、京都発のローカル線を待つ間に、駅のベンチでバータイムを楽しんでいるおじさんの隣に座った・・おにぎり、おつまみ、プレミアムモルツ、スポーツ新聞、短パン、アロハシャツ、パナマ帽のおじさんは一人の世界で幸せそうにしていた・・なるほど・・駅のベンチバーの可能性も無限大だね・・季節と時間帯とを選んだら夢のようなベンチはいくらでも見つかりそうだがまさに今日のこの時間の京都駅のこのベンチはなかなか良い選択のように思えた・・とかなんとか言いながら降りる駅が近づいている・・書きたかったことを書く前だけどまあ今日はこれでいいよね自分。