誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

金沢に行くと夜遅くまで飲んで打ち合わせてということの疲れもあるのだけれど決定的なことはやはり「自分のお布団」でないと体力気力の回復効率は大幅にダウンしているかも知れないということだ・・ホテルのお風呂やベッドや室温や朝ご飯やトイレは一見快適に保たれていて朝ご飯も普通に美味しくて良いもののようにも思うのだけれどやはり身体の芯には複雑で微妙な疲れの蓄積があって今朝のような旅帰りの朝にはその身体の奥深くの疲れを実感することになる・・昨夜はまさに自分のお布団で爆睡だったので気力体力はそこそこ戻ってはいるのだけれど何かが萎えているそして雨が降っている三月の冷たい雨・・そして時々晴れ間が覗く今日のお天気はなんとなくぼくの心のそのままを写しているみたいで面白いと書きながら「それって本当に面白いのかよ?」と突っ込んで来る心の声が聴こえる・・そうテーマは「それって本当に面白いのかよ?」なのだ・・ここがポイントであり微妙な旅の疲れあるいは人生の疲れともリンクしてくる大切な自分のホンネの感情なのだからきちんと受け止めてあげなくてはいけない・・で、それって本当に面白いのかよ?と仕事のディテールや全体の合意形成やあるいは本当に些細な価値観の共有について大人の男が四人も集まりみっちりと話し込めばその全てにおいて「本当に面白い」と感じていることなどは不可能な幻想でしかないのだけれどせめて80%程度の妥協点で「それ」を進行しなくては空中分解をまぬがれないようなことを進めているのだからそりゃあ疲れますわというのがホンネのホンネである・・この場合の本当に面白いのかよ?80%程度の妥協点というのは通常の仕事ではまあ奇跡の数字ではある本当の幸運が重なれば120%満足なんてことも起こり得るので「80%程度で奇跡」とは何を言っているのだと思われそうなのだけれどことほどさように「美意識の戦い」とはややこしいものなのだ・・今回は三人も濃いやつが集まってしまったので四人目のボクは無条件の空っぽを貫こうと決めている自分でも信じられないことだけれど今回は「そこ」に価値と美意識を感じている・・しかしもちろん嘘笑いと嘘の同意だけは絶対にしないというのが無条件の空っぽであるぼくのお役目である「これだけ」でどこまで楽しく進行して行くのかが興味深いところではあるね自分。