誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

思いが思いを解き放とうと思っているが解き放つことだけを一生懸命に頑張ってもうまく行かない・・解き放つためにはまず受け入れることが大切なのだとふと気が付いた・・つまりは呼吸のようなものだね・・思いの呼吸と言ってもいい・・息を吸って受け入れる、息を吐いて解き放つ・・常に新たに循環する受容と解放〜受容と解放〜の繰り返しが意識の中に意識されると「呼吸している思考」を包み込むような大きくて開かれた意識空間が現れてくる・・これはもともとここにあったもので「これ」こそが本当の意味での受容と解放が起こる「場」であってそれはいまここにしっかりと根付いて留まり続ける静かな意識の眼差しでもある・・世界の背景といってもいい・・「穏やかでせつない解放の感覚」という言葉に出会った・・ここではせつなさがキーワードだね・・ぼくは昔から「このこと」を知っていてなんとかしてこのことをうまく言葉で生け捕りにできないかとずいぶん努力も重ねて来たと自分で思うのだけれどついに「ソンナコトハ不可能」なのだと分かってせいせいしているところだよ・・そもそも知っているのならば「知っている」だけで十分なのだしそれを言葉で生け捕りにしたら誰かに褒めてもらえるとでも思っていたヨカラヌ企みがぼくにはあって・・その企みが主な目的になる頃には・・いったいぼくは「何を知っていたのか」ということも皆目分からなくなってしまったのだから笑ってしまう・・そう、これは笑い話・・もっと言うならせつない笑い話だよ・・思いが思いを解き放つためには思いを遠ざけようとするのが間違いの始まりでさ・・逆に・・真逆に・・その思いに寄り添ってあげることが自分を愛するということなんだよ自分。