誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

ただの語呂合わせなので深い意味はなく今日のお賽銭の四十五円を持ち朝の8時に家を出るさいしょの四つ辻を左に曲がったところに掲示板があってどこかの和尚さんが今月の言葉を掲出している・・今月の言葉「わたしたちはひとつにつながったいのちに生かされている」・・まあ当たり前と言えば当たり前のことが普通に書かれていてとくに感想も浮かぶことなく歩きつづけるとだから「それ」がどうしたんだよと捻くれた思考が一拍遅れてついてくる鬱陶しいのでそのままにしてもう少し先に歩いて行けば琵琶湖給食センターがありまもなく左手にどかーんと琵琶湖さんと対岸の山々の視界が広がる今日は良いお天気で暖かいがお日様は今はちょうど琵琶湖上空に浮かぶ巨大な雲の傘に隠れておられてしばらくはお顔を出して頂けないご様子だ・・ひとつにつながるいのちとはまさに正真正銘にあのお日様でありその光の届く世界全体生きとし生けるもの全てのことだ眩しすぎて直視できないほどのお日様の輝きを目の前に圧倒的に見せられているにもかかわらず「それ」がどうしたと捻くれて歩く馬鹿者がいよいよ次の辻を右に曲がれば樹下様への直線コースに入る・・樹下様の参道はまっすぐ琵琶湖さんにつながっておりここから真正面に鳥居や能舞台の屋根や4つ並んだお社が見えてその奥には鎮守の森と比良の山々が連なっているお山のてっぺんにうっすらと雪が積もっているのが見えてまもなく里にも雪が降るのだなとわかる・・毎朝思うがこの参道に入りお社に向かって一直線に歩き始める頃になると心の風景が変化して馬鹿者なりの感謝モードに突入する「それ」は当たり前すぎてものごとの前景だけに思考が埋没してしまえば見える世界は薄っぺらで味わいもなく退屈で同じことの繰り返しになってしまうのだからここに戻って「それ」を感じる今を大切にするのだよ自分。