誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

ちょっと京都にでも行ってみる?と朝食の時に言ってみたのだけれどその時点でのぼくの正直なところの行きたい感じは「30パーセント弱」だったのを見事に見透かされていて即座に「行かない〜」と言われてしまった・・けれどもいいお天気だよねもったいないねこの素晴らしいお天気の休日・・自分一人であるならばいくらでも思考と感情を行き当たりばったりに軌道修正して「よし今から行くか」というのももちろんアリなのだけれど・・お天気最高だし・・しかしながらたった二人といえども家族という単位になるとそのような無軌道な行動はなぜなのか不自然であると勝手に思い込んでいる自分がいて・・たとえば現実にぼくが今から「やっぱり京都でも行ってくるわ」と言えばまりちゃんは「じゃあ行っといで」とは言うのだろうけれどその行動に必然性や現実的な目的用事ときめきというものはなく・・ぼくはぼくで本当に行ってみて本当に楽しいのか?と自問自答しながら電車に乗るに決まっているそのいまいち煮え切らない行動を今からぼくは本当に実行するのかと言ったらここで「邪魔臭い妖怪」の登場だ・・邪魔臭いと思い始めたら人生の全ては邪魔臭く面倒である・・ここでちょっと庭に出てお日様に照らされながら腕振り運動100回、深呼吸、日向ぼっこ・・本当にいいお天気だピーーーーーヒョロロという鳥の鳴き声が山にこだましているついでに爪切りもしておくことにしよう爪が伸びるのが早くなったと最近よく聞くな実際爪はすぐに伸びるので油断しているとすぐに指先が不潔な感じになる一日24時間が実は18時間くらいに短くなっているという噂もある・・ああ、そうか「京都になんて行きたくなかった」のだとここで気付く・・そしたら何をしたいのでしょう・・何もしたくないグーーーータラとしていたいお布団の中がいちばん好き・・それでいいのかあんまり楽しそうでもないよなでもいいんだよどっちなんだよ・・どっちでもいいんだよ・・酒でも飲んでみるかいまいち気持ちが乗らないなじゃあ飲まなくていいよ・・想念観察・・月の無い夜の星・・真上に見つけた七つ星を手がかりにして北極星を探してみたが北極星の微かな光・・あれか、あれがたぶん北極星・・北極星は何世紀かに一度入れ替わるらしいと聞いたことがある・・ああ、そうだお好み焼きが食べたいのだったできれば広島風のお好み焼きが食べたいのだと思ったので提案してみたら即座に却下された・・まあいいやこのろくでもない素晴らしい休日だね自分。