誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

朝寝ててもいいのにわざわざ起きて雨の中を傘さして歩いて15分ほどの樹下神社様にお参りしてから帰りの道は山側を歩いてお家に戻るそのことに・・どんな意味があるのかと馬鹿者は問うがそれならば馬鹿者よ君は意味を生きるのかと逆に問われるまでもなく馬鹿者とはまさしく意味を生きる者なのだ・・意味にはたいした意味はないそれはただの物語であって常に起こることの後づけである・・今朝も20年モノの洗濯機くんはがたごとぐぉぉぉんと働いている雨なのに回っているのは何故だろう春はお天気が不安定なので晴れ間を待っていたら洗濯物は貯まる一方なのでとりあえず洗って家の中に干すのだろうなまりちゃんの担当なのでぼくはそれに関知しない・・雨の日の洗濯の意味なんてものをまりちゃんは考えていないのだから・・せめて今日に限ってついに20年モノのセンタッキが壊れてしまったりしないようにぼくは祈るばかりだよ・・だってこのあと出かける用事があるのだからねセンタッキが壊れてしまったら凄く困った状況になるのは目に見えているからね濡れたままの洗濯物を放置するほど気が重いことって人生にはあまりないのだろうと思うのだけれどそれが今日の現実にならないことを祈るばかりだ・・ところで今日は気が重いのでこの文章もずいぶんと湿気を含んでいるな文章の湿り気というのは行間を塞いで風通しを悪くするので書いていても読んでいてもなんとなく気が重くなるものなのだけれど「そのこと」を意識的に捉えようとしているこの数行には光が射す可能性がある・・主語を省略しないで覚えたての外国語を話すようにたどたどしく自分の感情を表現してみなさいとある賢者は教えてくれる・・それはどこの賢者だよそんな話は聞いたこともないけどそれは君のデタラメだろう・・ワタシハキョウハキガオモイデス・・ああ、この人は今日は気が重いのか・・ワタシハナンダカカナシイノデス・・そうか、この人はなんだか哀しいのか・・見知らぬ国の哀しい人がわざわざぼくを訪ねてくれているのだから優しく迎えてあげようね自分。