誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

ぼくとぼくのストーリー・・忘れられない帽子の話がありまして電車の乗り換えの時に大阪駅のホームかはたまた神戸方面行きの電車内に落としてしまった帽子が忘れられないのです・・なんでその帽子を急に思い出してしまったのかといえばFacebookの大きなお世話な「三年前の今日」みたいなエントリーがありましてわざわざ時々ふとしたタイミングで三年前の今日の投稿を半強制的に見せられてしまうのだけれど「その」写真に「その帽子」をかぶって笑っている自分を発見して・・ん?なんだか良い帽子をかぶっているじゃないかと思ったのでした・・忘れもしないあの帽子・・でもちょっとだけ忘れかけていたのに・・今朝はぼくはそのことでまた哀しい気持ちになったのだけれど・・そう、これがぼくのストーリー・・現れて消えるストーリーはただ現れて消えて行く・・哀しいなぁ・・この哀しい気持ちを味わうのに「帽子」はいかにも象徴的だ・・世の中に「良い帽子」は本当に少ないと思う・・帽子を探して楽しくないのはこれもいいなあれもいいなどれにしようかなというような楽しさが皆無であって「逆に」・・こんなあほな帽子をまじめにかぶるやつの顔が見てみたいものだと思うような阿呆丸出しの帽子が9割以上・・残りの1割は・・ぼくにはちょっといいですという感じの帽子なので「これ!」と思うものに行き着く可能性が極めて少ないので探していても疲れるばかりで全然楽しくない・・ぼくは何か変わった品物を求めているのでは決して無くてむしろ「普通に良いもの」を求めているのだと本人は強く思っているのだけれど・・ほんとに帽子屋にはがっかりだよと書いてみたが・・サングラスだってカバンだってストールの類いだってコートだってシャツだってTシャツだって手袋だってはたまたパジャマのようなものだってぼくが欲しい普通に良い品物は世の中に本当に少ないなぁ〜〜〜どうなってんだいったぃ?・・忘れられないあの帽子は確かに阪急メンズ館で買ったものなのだけれど何度記憶をたどってその店を探してもどこの店だったのかと言うことをまるで思い出すことができない・・ぼくとぼくのストーリー、それはいつも夢のようなものなんだよ自分。