誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

地元で人気の歯医者さんまあ電話しても今日の予約は難しいだろうと思ったらすんなり午後に空席がありましてついに馬鹿者は賢い人のふりをしてとくに痛みはないのですがクリーニングをお願いしたくてという健全な動機で生まれてはじめて前向きな理由で歯医者さんに行くという奇跡が展開されようとしている・・まだわからない午後には気が変わるかも知れないということはなくもしも気が変わるならば今日の朝起きた時というのが怠け癖のパターンではあるが驚いたことに二度寝をむさぼることもなくお布団さまを出てこうしてふしぎな力に背中を押されるカタチで予約を完了したことに本人がいちばん驚いている・・となればこの馬鹿者の生活態度の急変は家人に積極的すぎて逆に気味が悪くおかしな宗教にでもはまったのかと怪しまれはしないかと無用の心配もするのだけれどそれは無用というもので奥さんはなんと自分も歯医者さんに行こうかな〜という展開になりとくに馬鹿者の心境のあれこれを詮索するでもなくものごとは新たな流れをつくりはじめるのが面白いものだなと・・さてどっちでもいいことではあるがものごとを正確に記録しておくと奥さんとしては「でも」今日は雨も降っていて気が進まないという・・このような場合通常であればそうだよな明日でもいいかとぼくも同意して歯医者さんに行くには行くが今日は行かないという結論に達して一時保留症候群に陥るかもしれないところを心のなかから声がしていやいやここはピシッと行くなら行くという方向に導かれめでたく今日一人「でも」歯医者さんに行くという画期的なことになったのでした。