誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

長髪と丸メガネと伸びた髭もうずいぶんと昔の話だねYさんは元気にしているのかなとジョンレノンの命日に思い出したYさんは当時アルバイトしていた製版会社の先輩で昼休みには会社の屋上でギターを弾くマイペースで静かな人だったのですぐに仲良くなった・・そのYさんにジョンの悲報を伝えたのがぼくだったぼくはYさんとの関係性の中ではボケ担当だったのでさいしょYさんはそれを程度の低い冗談なのだと思ったようだ名古屋弁なまりの不思議なイントネーションの大阪弁で「うそつけ」と言って自分の仕事に戻ろうとしたが「ちがうねんYさんほんまやねん」とぼくが告げて彼の表情は見る見る血の気を失った・・ぼくたちの住むこの世界がそれほど単純で無邪気なものではなくナニモノかの巨大なエゴと集団の無意識に支配されているということに気付き始めたのはあの日以降のことだジョンが生きていればの「れば」はもうこの世界に存在しないけれどもその気付きはあまりにも大きなインパクトとともに届けられた「なんぼなんでもソレハオカシイ…!」・・あの日からもう34年も経過して911がありMJの不自然死があり311もあったがナニモノかの巨大なエゴと集団の無意識がカオスとなって作動する世界システムはますます水面下に潜り巧妙になりあるいはあまりにも無力な民衆の気付きに対して露骨であからさまな暴力をふるうようにさえなったとも見えて実のところなーんにも変わっていないどころか決定的に泥沼化しているということに深く絶望してしまう・・でも・・それでも・・夜明けの前がいちばん暗い・・人類の意識次元はいよいよシフトの時を迎えているのだと言う人たちがいてぼくとしてもそれを信じたいとは思うのだけど正直なところよく分からないのですよなのでそれもこれも全部まとめて・・ああそうだ!ここはチャップリンの名言だ「人生は近くで見ると悲劇、遠くから見れば喜劇なんだよ」、馬鹿馬鹿しすぎるよね人類。