誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

ついに今年も決着がつかないまま寒さの本番を迎えて憂鬱のタネになっているのがマフラーのことだよマフラーなのかストールなのかそもそも呼び名もはっきりしない「細長い布」を首に巻き付けるだけのことなのに大きさ長さ色柄素材感のすべてにおいてピタッと決まる理想の一枚に出会えないままついに街はクリスマスモードじゃないかこおいう不細工で惨めな事態に陥らないために今年はとくに秋の初め頃から注意して一生懸命に理想の出会いを求めたはずなのにさ気がついたらこのザマだ・・長年の研究の結果マフラーおよびストールの可愛らしさの根本は「結び目」にあるという結論にはたどり着いた・・ちなみにマフラーに格好良さを求める方向性もあるにはあるが長いマフラーを無造作に首に掛けてひらひらさせてカッコイイのはリムジンに乗り込むキースリチャーズくらいのものなのでここでは「可愛らしさが最重要」となりそのポイントはずばり結び目にあるというわけだ・・可愛くて素敵な結び目を成立させるためにはとくに長さと素材感が絶妙なバランスで衣服とのお洒落な関係性を創らなければ駄目でついでに言えば上着を着てからマフラーを装着するのにもたもたするような男はみっともないよね・・たとえばカップルで食事して店を出るタイミングには男はいつの間にかレジに向かってお勘定をしておりその「後ろ姿や胸元に可愛い結び目」が出来ていて連れの彼女や店の女の子が思わずキュンとなったらこの男はたいした奴だ合格だマフラー有段者だ・・ここで我々はその結び目の「余り部分」の長さに着目しなければならない・・余り部分は長過ぎても短すぎてもイケナイ可愛い結び目の余り部分にはちょうど可愛い長さというものがあり・・つまり何が言いたいのかというとぼくのマフラーの結び目の余り部分は長過ぎたり短か過ぎたりどのように結んでもしっくりこなくていまいち可愛くなくてイライラするのだけれどもそんなことでこの素晴らしい冬の朝にいちいちゆーうつになっている奴が本物の馬鹿なのだよ自分。