誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

走りながらトマトが食べられるデバイス「ウェアラブルトマト」〜カゴメ明和電機が共同開発・・なんやこれ?と思ったら、これは東京マラソン2015開催に照準を合わせて組み立てられたカゴメブランドの大真面目なキャンペーンではある・・ではあるが何かが「変」で落ち着かない興味のそそり方だ・・絶妙な立ち位置で活動するアーティスト「明和電機」をキャスティングしている点や社長自らがこれまた微妙な温度感を醸し出して主体的にプロモーションビデオに出演している点においてこの「本気と冗談(大盛り)のさじ加減」は大企業のキャンペーンとしては異例で画期的なバランスになっていて不快ではないが何かが落ち着かないザワザワとした印象を残すことに成功している・・企画立案した制作者と企業とのよほどの信頼関係がないと成立しないアイデアでもありチーム一丸の取り組み姿勢も含めていよいよ広告のカタチ=仕組みがはっきりと進化してきているのを感じさせられる・・東京マラソン2015の開催までにはまだ一ヵ月ほどの「間」があってこの間をどのような仕掛けで(想定ユーザーを退屈させずに)埋めて行くのかそしていよいよデビューする「新商品」がこのような大掛かりな冗談を含む仕掛けの「オチ」として十分に耐えられる魅力を備えているのかどうかといったことは気になるけれどもとりあえず「つかみはOK」といった感じで続きがちょっと楽しみだ・・トマトと掛けてウエアラブルと解く=そのココロは「新商品!」・・この新商品はまだ明かされていないのだけれどカゴメ的にはかなりの自信作であるからこそのこのような「大掛かりな前フリ」なのであるが広告の発想の出発点はあくまでも「商品」である・・素敵な商品から素敵なアイデアが生まれた瞬間に広告は最も楽しい遊びになるね自分。