誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

f:id:mirupa:20150217105417j:plain
 
ああなんと言いますかお稲荷さんの総本宮はキラキラと明るくて荘厳な場所だった・・何も知らずに訪れて本殿にお参りしたあとにご神体山である稲荷山にちょっとだけ登ってみようと「軽い気持ち」で歩き始めたのだけれどもこの軽い気持ちのままではとてもじゃないが帰してもらえず奉納された無数の鳥居が並ぶ山中の回廊をどこまでもどこまでも進むことになりようやく「頂上」に来たのかと思えばそこはまだ五合目程度の場所であってさらにさらに鳥居と石畳と階段の回廊は奥へ奥へと続いていまして「今更後には引けないよな〜」という好奇心の心理を絶妙な間隔で刺激されながらついについに山頂の「一の峰」にたどり着き膝をガクガクさせながら今度は下山の回廊へ・・稲荷山一周約三時間、このいざないの妙こそがさすがお稲荷さんなんだよなーと納得するのもあり想定外のこころ楽しい時間だった・・そして何よりもテンションを上げてくれたのが本殿の左右に鎮座するボスキャラ狐さんのあまりのカッコ良さである凛々しいとはまさにこのことであるがご神域にはこれまた無数の狐さんたちがいて歩いているうちに「肉眼」には見えない狐の親子やカップルや可愛く遊び回る子狐たちの存在を「感じる」こともあって・・つまり何を言いたいのかといえば・・狐さんの世界で尊敬される最終進化形の狐さんとはこのように威厳に満ちた美しい存在なのか!と・・たぶんこれはポケモンの「進化形態」の可愛らしさと格好良さにわくわくしてその世界に引き込まれて行く感覚を「三次元のリアルなもの」として感じることで興奮してしまったのではないかと思う・・昨日のことであるとはいえ今となってはその全てが「幻」のように感じられるしそれがまた狐さんたちの創り上げた世界なのだから妙に辻褄が合っている・・うまく書けないのだけれども「あのもの凄い賑わい」も含めて普通の神社体験とは「何かが違う魅力が在る」それが伏見稲荷大社なのでした・・参拝後は駅前の鰻屋でちょっと一杯・・酒を頼めばなんと「菊正宗」が当たり前のように出て来てここでもまたテンション上昇!さらに鰻もおいなりさんも酒のアテも全部美味しくて正解で夢見心地のまま電車に乗ればなぜか「東福寺」で降りなさいと次なる指令・・素直に従って京都まで歩こうと思ったら「泉湯」というこれまた素晴らしい銭湯を発見して一番風呂・・ああ、幸せだ極楽だ〜どうなってんだろうねこの展開とりあえず指令に従ってやりたい放題やってみましたよ自分。