誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

世の中には決定的な価値観の違いがあるのだけれどその一つがプードル好きとテリア好きの意見の分かれるところだ・・妹の家には犬と猫と合わせて5匹が暮らしているのだけれどそのうち2匹がプードルで1匹がゴールデンあと2匹が猫で僕としてみればゴールデンは可愛いと思うがあとの4匹は「何が可愛いのか理解できない」・・猫の話は置いておいて犬の話になるのだけれど今日のテーマはこの2匹のプードルを妹はたいそう可愛がっているということで僕はこの2匹がヨークシャテリアとかスコティッシュテリアとかだったら凄くイイのにとよその家の犬に対して大きなお世話を承知しつつもかなり本気で思っているところがあってふだんであれば大きなお世話を口に出して言うこともないのだけれど・・さてモンダイはその妹が自宅で犬の美容室を営んでおり新しくチラシを作りたいと言い出したことだった・・心機一転して自宅の美容室部分も大掛かりにリフォームしたこともあって新たに「ドッグエステ」という打ち出しでお洒落に格好良くしたいので店のロゴとか看板とか名刺とかそしてチラシも作り変えたいという面倒くさい話だ・・そこでシンボルとなる犬のシルエットをいろいろ考えていたのだけれど僕の提案するデザインは基本的に自分が可愛いと感じるテリア系のシルエットを使用しているのでどうも妹と話が合わない・・よくよく妹の話を聞いてみると妹の心の奥底にある感情は兄である僕がプードルの可愛さに理解を示さないことへの「苛立ち」であるようだった・・プードルAのシルエットとプードルBのシルエットを見比べて「どっちがキュンとする?」などと的外れなことを聴いてくる・・そこで僕としても立場をはっきりとさせるべく「プードルにキュン!は無いわ」と答えたものだからプードル好きとテリア好きの決定的な価値観の違いがはっきりとした・・だからといってこの「価値観の溝」をなんとか埋めようなどとは思わない僕としては妹が喜ぶようにロゴやチラシなどを作ってあげたいと思うのだけれどなんとなくやる気が出ないということが切実である・・いよいよ鶯も鳴き始めてわくわくする季節なのに妙なことで気が重いのだよ自分。