誰にも会わない話

耳のするどい生きものになってうっとりと宇宙を聴いている感じ。( *_* )v

普通の理想、日々の上質、日常の贅沢・・といった言葉が指し示す「モノゴト」はきっとみんなが欲しいと思っているものなので広告コピーの世界ではそれをいろいろな言い方でうまく伝えようとする大きな流れがあるのだけれど今朝の糸井さんはそれを「高級な平凡なもの」と書いていたなるほどそれを理想とするならばぼくだって大いに賛成だ名のある店で食べる高級なカツ丼はやはりそこらへんの店で適当に食べるカツ丼よりも旨い、そおいうことだ・・糸井さんは愛犬のブイヨンの写真日記のようなものを毎日更新しているので通常は窺い知れない「自宅のリビングの様子」が犬の背景に写っていることがよくあって「そっち」に興味が行くことがよくあるのだけれど・・ぼくは最近の糸井さんちのリビングの模様替えのこともその流れで感知していてそこによく登場する「新しいソファー」のことがとてもとても感じの良い一見平凡ではあるが実はこれはなかなか高級なソファーであるに違いないと見ていたので今朝の糸井さんの言葉からはその感じの良いソファーのことをイメージしてしまった・・高級な平凡なソファーというのはありそうでないものでもあるのだけれど糸井さんちのそのソファーは座面がシングルベッドほどの広さがあり背もたれや肘掛けや脚はまことにシンプル、それでいてちょっと横になるのにはちょうど良い具合に快適そうでしかもかっちりとした造りの良さが漂っている・・試しに同じようなソファーを探してみたりするのだけれどまず「座面のゆったり感」の一点を見比べてもそこらへんのものはデザインとして不合格である美しくない野暮ったい面白くない・・高級なものはたいがい高価でもあるのだけれどしかしながらクオリティとコストは必ずしも比例するとも限らないたとえば無印良品でもニトリでもいいのだけれど糸井さんちのソファーを研究して商品化してくれたら上質で平凡なソファーくらいは作れると思うのだよ自分。